1. 総合情報サイトTOP
  2. 食のコラム&レシピ
  3. 12<海外>とっておきのヨーロッパだより
  4. 【とっておきのヨーロッパだより】人・食・文化、すべてがうるわしのブルターニュ!~お祭り編(1)~

【とっておきのヨーロッパだより】人・食・文化、すべてがうるわしのブルターニュ!~お祭り編(1)~
2017年07月05日

  • mixiチェック

<【とっておきのヨーロッパだより】ってどんなコラム?>


   前回の「人・食・文化、すべてがうるわしのブルターニュ!」シリーズ
   第1回 ソバ粉編(1)第2回 ソバ粉編(2)


フランスでありながら独自の文化を保ちつづけるブルターニュ。このシリーズでは、私自身がブルトン人との交流のなかで知ったブルターニュの魅力を、食文化を踏まえながら少しずつ紹介していきたいと思います。

現在ブルターニュは、公式な行政区分では、イル・エ・ヴィレーヌ県 Ille-et-Vilaine、コート・ダルモール県 Côtes d'Armor、フィニステール県 Finistère、モルビアン県 Morbihanの4つの県で構成されています。
しかし、多くのブルトン人が、現在のロワール・アトランティック県 Loire-Atlantiqueを含む5県がブルターニュだと言います。というのも、この県の県庁所在地であるナント Nantesは16世紀にはブルターニュ公国時代の首都であり、それ以降もずっとレンヌとともにブルターニュの首都機能が置かれていたからです。

photo1
現在、ブルターニュ地方の政治を行うブルターニュ評議会はレンヌに置かれているため、ブルターニュの首都とも呼ばれる

同じく、完全天日干し製法の塩の産地として知られるゲランド Gérandeも、行政上はロワール・アトランティック県に区分されていますが、20世紀初頭まではブルトン語の方言が話されている地域でした。つまりブルトン人にとっては、ゲランドの塩はいまも「ブルターニュ特産の塩」なのです。

photo2 photo3
(左)ゲランド産の塩の商品にはIGP(注1)マークとともに「Produit En Bretagne(ブルターニュ製)」のロゴが
(右)ブルターニュ特産品のパッケージにしばしば見られるこのマークはブルターニュ地方の生産者組合の商標(注2)

さて、これほどまでに自らの起源や独自性を大切にするブルトン人ですが、今回は、毎年フィニステール県、モルビアン県でそれぞれ開催されている"ブルトン魂の集大成"ともいうべき夏の2大祭典についてご紹介します。

■ブルターニュの伝統と文化を讃える「フェスティバル・ド・コルヌアイユ」
まずは、フィニステール県の中心都市カンペール Quimperで毎年7月の中旬に行われる、ブルターニュの伝統と文化を讃えるお祭り「フェスティバル・ド・コルヌアイユ Festival de Cornouaille」。毎年20万人以上の観客が訪れる夏の大イベントです。
コルヌアイユという名称は、ブルターニュ名産のシードル(リンゴの発泡酒)のAOP(注3)のひとつとしても知られていますが、かつて政治がカトリック教の司教区ごとに行われていた時代に、カンペールを州都として栄えた地方の名称に由来します。
このお祭りは1922年、この地方でカフェと映画館を経営者していたルイ・ル・ブリス Louis Le Bourhisという人物により始められたものと言われています。
ル・ブリス氏が、自身の所有する映画館のオープニングイベントとして、現在も続く近隣3都市の伝統的な祭り(注4)でそれぞれ決定される"ミス・コンテスト"の入賞者を一堂に集めて、この地方一の美女(ラ・レーヌ La Reine=女王/クイーン)を決めようと企画したことが始まりだったのだとか。
彼のこの試みは大成功に終わり、以来、その年のクイーンが町を練り歩く大行進が伝統となりました。

photo4 photo5
(左)最終日のクイーンの行進だけでなく、会期中はいたるところで美しい民族衣装をまとった老若男女のグループに出会う
(右)それぞれの地域特有のダンスがあり、同行している楽団の演奏に合わせて可憐なダンスを披露してくれる

しかしながら、第二次世界大戦以降、国境や地方の境界が開けたことで、こうした伝統文化への意識はどんどん薄らいでいきます。ルイ・ル・ブリスとその協力者たちは、なんとかこの祭りを復興したいと試行錯誤します。そして1948年、ソーネル Soner(注5)や、バガッド Bagad(注6)と呼ばれる地元の伝統楽団や伝統舞踊グループに呼びかけ、このミス・コンテストに伝統音楽やダンスショーを取り入れようと企画しました。するとたちまち200名もの有志が集まり、観客も1万人を超えるまでになったそうです。これが現在も続く、この祭りの最終日に行われるメインイベント、ボンバルド Bonbarde(注7)と呼ばれる楽器奏者の大行進「ル・トリオンフ・デ・ソヌール Le Triomphe des Sonneurs(注8)」の始まりだと言われています。
それから更に長い時間をかけて自らのルーツを見直し、伝統文化の振興に積極的に取り組もうという人々が着実に増えていきました。現在では、若い世代のブルトン人たちもこの時期になると誇らしげに民族衣装を着て街に繰り出します。
この祭りはブルターニュ文化を確固たるものとし、世界的に知らしめた最初の重要な祭典だと言われています。

photo6 photo7
(左)おもむろに現れるバガッドと呼ばれる楽団。突然始まる野外ライブに観客の足が止まる
(右)ブルトン人はダンスが大好き。伝統音楽が聞こえれば、誰ともなくはじめたステップに合わせみな輪になって踊りだす

そして、カンペールと言えばファイアンスリー Faïencerie(陶器)。そう、陶器の街でもあります。「カンペール焼き(注9)という名前をご存知の方も多いと思います。なかでも、フランス王ルイ14世の王立の陶器工房だった現在の「アッシュベー・アンリオ HB-Henriot社」は、フランスだけでなく世界的に知られるブランドです。その点でもカンペールは飲食関係者には興味深い街かも知れません。民族衣装を身にまとい街を練り歩く人々に続いて、カンペール焼きの特徴的なデザインが施されたミニトレインの姿も見られました。

photo8 photo9
(左)地域や時代ごとに少しずつ違うデザインが違う民族衣装。どれも素朴だが美しい
(右)カンペール焼きのデザインはカンペールだけなく、ブルターニュを代表するイメージともなっている

■フードスタンドに見るブルターニュ
もちろんブルターニュの文化的な祭典ですから、ブルターニュならではの食文化にも出会うことができます。街の大通り沿いにはブルターニュ名物の屋台やお店が並び、特設のフードコートでも、祭りには欠かせない伝統料理が提供されます。

photo10 photo11
(左)オデ川沿いの屋台では、食べ物だけでなく、お祭りにちなんだ衣類やアクセサリーから土産物まで手に入る
(右)古い町並みを残した美しいカンペールの町。カテドラルを中心にフェスティバルの会場が四方に広がっている

「クイニャマン Kouign Amann」
日本でも「クイニーアマン」という呼び方で一時ブームになったお菓子ですが、この不思議な響きの名称はブルトン語です。ブルトン語で「クインKouign」は「お菓子」、「アマン Amann」は「バター」。ズバリ「バターケーキ」という意味のこの地方菓子は、バターと砂糖をたっぷり折り込んだパン生地をオーヴンで焼いたものですが、ほんのり塩味がきいているのが特徴です。

photo12
屋台で見かけたクイニャマン。ブルターニュのシンボルのひとつ、白いイタチを図形化した4つの菱形が型押しされている

クイニャマンは地域や作り手によって形状や大きさが異なります。小さく厚みのあるものもあれば、平たくて大きなサイズのものもあります。クイニャマン発祥の地と言われている同県のドゥアルヌネ Douarnenezで見かけるものを含め、この地域のものは、直径が大きく、高さのない平たいものが多いです。
また、生地も比較的柔らかく、ナイフを入れたときに生地からたっぷりとしみ出てくるバターの何とも言えない濃厚な味わいはクセになる美味しさです! 一般に日本で知られているスタイルとはちょっと違う本場のクイニャマンを、ぜひ食べていただきたいものです。

photo13
クイニャマン発祥の地と言われるドゥアルヌネのパン屋さんのもの。大きくて平たい

「シュシェン Chouchen」
ブルターニュ特産のハチミツからつくられるお酒です。
初めて飲む人は、きっとひと口含んだ時点で「え?」と目を白黒させることでしょう。ハチミツのドリンクと言っても、甘くて爽やかなお酒ではなく、ハチミツのえぐみすら感じる濃厚な味わいで、人によって好き嫌いが別れるかもしれません。

生産者によってはシャンパーニュと同じように糖度によって、セックSec(辛口)、ドゥミ・セック Demi-sec(甘口)、モワルー Moelleux(とても甘い)等の区別があったり、ワインと同じように木の樽で数年間寝かせるものもあるようです。
アルコール度数は12~15度で、冷たく冷やして氷なしでアペリティフとして飲むほか、冬場は温めて飲む人もいます。フルーツにかけたり、様々なカクテルにも用いられています。また、プルガステルPlougastelのイチゴ (注10)風味、塩キャラメル風味、グレープフルーツ風味など、最初からフレーバーを添加してカクテルのように飲みやすくした商品を見かけるようにもなりました。

photo14 photo15
(左)お祭りになるとシュシェンの屋台が出る。冷たくておいしい!
(右)色は一般的に澄んだんだ黄金色。生産者や配合、熟成度合いによって色の濃度が異なる

シュシェンは「イドロメル Hydromel」と呼ばれることもあります。イドロメルとは、ギリシャ神話で神々の飲み物として登場し、後にケルト由来の飲み物として伝わった、ハチミツと水で作る飲み物ですので、フルーツ(リンゴが一般的)の絞り汁にハチミツを加えアルコール発酵を促進させて作られるシュシェンとは、厳密に言えば製法の異なる飲み物になります。それゆえにシュシェンは純粋にハチミツと水だけで発酵させるイドロメルの"偽物"とされ、「イドロメル」とは名乗れなかったと言います。
「シュシェン」という呼称は比較的新しく、正式に採用されたのはちょうどこのお祭りが始まった20世紀初頭。祭りのミス・コンテストでもシュシェンが振る舞われたという記録が残っているそうです。
現在では、逆にリンゴの絞り汁からつくられるシュシェンを見かけることはほとんどなくなり、現在市場に流通しているシュシェンのほぼすべてはハチミツと水だけで作られています。表記も「シュシェン‐イドロメル Chouchen-Hydromel」と併記されているものも少なくありません。もともと異なる製法でつくられていた2つの別の飲み物が、その製法や名称の浸透によって同一視され、新たな地位を確立していく、面白い現象ですね。

photo16
方言が細分化しているブルターニュでは、「Chouchenn」と「n」を2つ書く地方もある

「シードル Sidre」と「ブレイス・コーラ Breizh Cola」
ブルターニュのドリンクスタンドで外せないのは、やはりシードル。ワインの生産がほとんど行われていないブルターニュでは、リンゴを発酵させてつくるシードルが日常的に飲まれています。いまやマーケットをフランス全土にまで拡大したロイック・レゾン Loïc Raison社のシードルと、ファール・ウエストPhare Ouest社の「ブレイス・コーラ」の大きなスタンドが肩を並べていました。なんとブルターニュ産のコーラです。実はブルターニュでは世界的に知られているコカ・コーラ社のもの以外に、ブルターニュ産のコーラが流通しています。最大手はファール・ウエスト社で、最近ではパリやその他の大都市でも見かけるようになりましたが、ほかにも、3つの会社が独自のコーラ(コーラの実を原料とした炭酸飲料水)を作っています。すべての会社のコーラを見つけ揃えることができたら、ちょっとしたブルターニュ通と言えるかもしれません。

photo17 photo18
(左)ビールやワインのスタンドではなく、シードルのスタンドが出ているのがブルターニュらしいところ
(右)スーパーに並ぶブレイス・コーラのラインナップ。味は一般によく知られているコーラの風味と非常に近い印象

■日替わりのブルトン・メニューが楽しめる仮設食堂
フードスタンド以外にも、来場者のお腹を満たしてくれる強い味方があります。それは、レジスタンス広場 Place de la Résistanceに特設される食堂「ヴィラージュ・グラドロン Village Gradlon」です。ここでは日替わりで様々な郷土料理が提供されます。
訪れたのは木曜日でした。その日の日替わり料理は「キッカ・ファルス Kig ha Farz 」。

photo19
豚バラのほか、ソバ粉のファルスの下にはジャガイモ、ニンジン、キャベツが盛られている

ファルスと呼ばれるソバ粉の付け合わせとともに食べるブルターニュ風ポトフですが、伝統的なダンスパーティー「フェスト・ノズ Fest-Noz」や、こうした大人数の集まる催事ではおなじみの伝統料理です。仮設食堂ということもあり、ポトフの上にファルスがたっぷり盛られて、ワンプレートでサービスされていました。
この食堂のブルターニュ料理は日替わりのため、全てを食べる事はできませんでしたが、看板をチェックすると他の曜日には「ソシス・ド・モレーヌ Saucisse de Molène(注11)」など、ブルターニュならではのメニューがたくさん。デザートにもクイニャマンのほか、「ファー・ブルトン Far Breton(注12)」などがラインナップされ、看板を見ただけでわくわくします。

photo20
ブルターニュ料理は日替わりメニューだったため残念ながらすべてはレポートできず

■仮装とダンスとともに、宴は続く
キッカ・ファルスの塩味とバターの風味をたっぷりと楽しんだ後、食堂を出るとなにやら不思議な姿をした集団が現れました。ファンタジックな世界観の原点ともいえるケルト文化を自らのルーツとしているブルターニュでは、ケルト文化に由来するデザインや装飾を頻繁に目にします。
この仮装集団のパフォーマンスもそこから着想を得たもののひとつでしょう。ちょっと恐ろしいメイクに一瞬たじろぎますが、伝統音楽が流れ始めると、やっぱりみんな手をつないで輪になって楽しそうに踊り出します。一般の来場者も、小さな子供を抱えた若いお母さんも、大人も子供も自然にカラダが動き出すから不思議です。

photo21 photo22
(左)ケルトの祭司ドルイドか、はたまた戦士か。強面のお兄さんが近づいてきて一緒に写真を撮ってくれた(笑)
(右)コンサートや演劇、伝統音楽のコンテストなど、祭りの期間中は複数の会場で、さまざまな催しが毎日行われる

祭りは一日中続きます。そして、夏の遅い日暮れを迎え、一日を締めくくるのはやはり「フェスト・ノズ」! ここでもやっぱり踊ります。
「フェスト」は祭、「ノズ」は夜を意味するダンスパーティーですから、夜が一番盛り上がるというのも納得できます。この夜会、飛び入り参加は大歓迎、途中輪から抜けても、パートナーが変わっても大丈夫。とにかくその場にいる人たちみんなでこの喜びを分かち合います。
この夜は、もっとも激しいステップのダンスが行われていましたが、何パターンかある音楽の種類を瞬時に聞き分けて、皆が一様に踊るその光景は感動的でもあります。さらに、ステージにはブルターニュの伝統音楽界で有名な歌手とミュージシャンが! 彼がその美しい歌声でブルターニュの伝統唱歌を歌い始めると、会場のボルテージは一気に最高潮へ!

photo23 photo24
(左)ブルターニュ伝統音楽研究家であり歌手のヤン・フォンシュ・ケメネール Yann-Fañch Kemenerの美しい歌声で踊る
(右)2人組でクルクル回るタイプの激しいダンス。ブルターニュの社交ダンスと言えるかもしれない

いかがでしたか?
自分のルーツと伝統に誇りを持ち、大切に残していこうと取り組んでいるブルターニュの人々と交流すると、その愛郷心にいつも強く心を打たれます。何よりも、こうした文化の一端が、この日のためだけに企画された余興や文化祭の類いではなく、日常的にいたって自然に存在していることに驚きます。
ぜひたくさんの人に知っていただき、体感していただきたいお祭りです。
続いて ‐ お祭り編(2)‐ (7月21日更新)では、世界中のケルト文化がブルターニュに集結する国際的な祭典をご紹介します。



フェスィバル・ド・コルヌアイユ Festival de Cornouaille公式サイト
http://www.festival-cornouaille.bzh/

引用地図: Agence Bretagne Presse
https://abp.bzh/carte-de-bretagne-gratuite-34948

(注1)EU の保護認証「イー・ジェ・ぺーIGP=Indication Géographique Protegée」。原産地特有の産品であることを示す。

(注2)ブルターニュの企業のノウハウを広くプロモーションするために結成された企業組合の商標。加盟企業の生産物や商品には「Produit en Bretagne(ブルターニュ製)」のロゴが付けられる

(注3)EUの保護認証である「アー・オー・ぺーAOP= Appellation d'Origine Protégée」。フランス農務省が認定する原産地呼称制度「アー・オー・セーAOC=Appellation d'Origine Contrôlée」に倣い、ワインやチーズをはじめ、伝統的特産品の継承や品質保持及び類似品の防止等を目的とし、登録されている各品目ともに、厳格なる規定をクリアーしなければ、名乗ることが出来ない。

(注4)近隣3都市のコンテスト優勝者(ラ・レーヌ La Reine)は以下のとおり。
・Festival des Filets Bleus de Concarneau コンカルノのフィレ・ブルー(青い漁網)祭り
 ミス・フィレ・ブルー La Reine des Filets Bleus → http://www.festivaldesfiletsbleus.fr/
・Fêtes des Fleurs d'Ajoncs de Pont-Aven ポン・タヴェンのフルール・ダジョンク(ハリエニシダ)祭り
 ミス・ハリエニシダ La Reine des Ajoncs d'Or → http://fleurs-ajonc.e-monsite.com/
・Fête des brodeuses de Pont l'Abbé ポン・ラベのブロドゥーズ(刺繍職人)祭り
 ミス・刺繍職人La Reine des brodeuses → http://www.fetedesbrodeuses.com/

(注5)Soner: フランス語表記・読みでソヌール Sonneurと呼ばれることが多い。ボンバルドと呼ばれるダブルリードの笛やブルターニュ西部で発展したバグパイプの一種、ビニウ・コーズ Biniou kozhなどの楽器奏者の総称。もともとは結婚式や祭りで演奏するバイオリン奏者のことだったと言われる。ブルトン語では楽器に関係なく音楽家を一般的にソーネルと呼ぶ。

(注6)Bagad: バガッドと呼ばれるブルターニュのオーケストラ楽団の呼称。スコットランドのパイプバンドと同様、主にボンバルド、バグパイプ、パーカッションの3つの楽器パートで構成される。1946年ごろに最初の楽団が発足して以来、いまでは各地域にプロの楽団が存在し、毎年バガッドの全国大会「シャンピオナ・ナシオナル・デ・バガドゥ Championnat National des Bagadoù」が行われるほか、ブルターニュの伝統音楽のコンサートやダンスパーティー「フェスト・ノズ」などで活躍している。

(注7)Bonbarde: 吹き口にリードと呼ばれるパーツが2枚使用されているダブルリードの笛で、オーボエの一種。伝統的にはボンバルド奏者とバグパイプの一種であるビニウ奏者でチームを組んでいたが、そこにパーカッション(伝統楽器のドラムと小太鼓)が加わり、バガッドと呼ばれるオーケストラ楽団を構成するようになった。

(注8)Le Triomphe des Sonneurs: フェスティバルに参加するすべてのバガット楽団の大行進。伝統舞踊のダンサーを伴い、500人以上の楽団員が様々な伝統音楽を演奏しながらカンペールの町中を行進する、このフェスティバルのクロージングイベント。1951年に公式プログラムとなって以来、このフェスティバルだけでなく、様々な伝統音楽の祭典で行われるようになった。

(注9)カンペール焼きについては、とっておきのヨーロッパだより「温かみあふれるカンペール陶器の魅力」
http://www.tsujicho.com/column/cat/post-392.html もご覧ください。

(注10)フィニステール県北西部ブレストBrest近郊の町プルガステルはフランスを代表するイチゴの特産地として知られている。
プルガステルのイチゴについては、とっておきのヨーロッパだより「イチゴフレーズショートストーリー」
http://www.tsujicho.com/column/cat/post-142.html もご覧ください

(注11)フィニステール県に属するモレーヌ島 Ile-Molèneで作られている、海草で薫製にしたソーセージ

(注12)卵、砂糖、小麦粉、牛乳で作ったものを型に流して焼いたブルターニュの定番のお菓子

■ブルトン語の読みの表記について
本コラムではMouladurioù Hor Yezh社発行の辞書「GERIADUR BIHAN BREZHONEG-GALLEG GALLEG-BREZHONEG」の発音記号に基づいてカタカナ表記にしています。

ブルターニュに関するコラム
ガレットについて http://www.tsujicho.com/oishii/recipe/letter/totteoki/galette.html
カンカルの牡蠣について http://www.tsujicho.com/oishii/recipe/letter/totteoki/oyster.html
有塩バターについて http://www.tsujicho.com/oishii/recipe/letter/totteoki/butter.html
ブルターニュのカレー(香辛料)について http://www.tsujicho.com/oishii/recipe/letter/totteoki/karigosse.html
もご参照ください。

このコラムの担当者

佐藤 重文

バックナンバー

2009年8月まではこちら
2009年9月からはこちら

カテゴリ

最近の投稿

過去の記事

ページの上部へ戻る