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【好吃(ハオチー)!中国料理!】生月餅?月餅って焼かないの?
2017年11月01日

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<【好吃(ハオチー)!中国料理】ってどんなコラム?>


你好嗎?「ネイ ホウ マァ」:元気ですか?(広東語でご挨拶させていただききました)

お久しぶりです。コラムの担当は今回で2回目になります、鮫島貴洋です。
宜しくお願いします!
前回のコラムを書かせていただいてから色々ありました...あの時に比べてたくさんのことを経験し、成長しました。
今回は、その中から気になる点心を紹介したいと思います。

ところで、今年は四季がひとつ足りないような気がします...春、夏...冬!?
夏が過ぎたと思ったら、急に寒くなった気がします。寒いのが苦手なので特にそう感じたのかもしれません。
秋らしい秋がどんどん短くなる昨今ですが、僕はやはり四季の中では、秋が一番好きです。秋には美味しい食べ物がたくさんありますし、紅葉の景色も綺麗ですし、なんと言っても一番過ごしやすい気候だと思います。(ちなみに僕の誕生日は10月なんですよ)

そんな季節に、何を紹介するかすごく悩んだ末...
夏と冬の中間の秋に食べる「月餅」という点心に決めました。



実は月餅については、過去の「好吃(ハオチー)!中国料理!」ですでにしっかり紹介されています。(石川智之先生の「木の実餡の月餅」というコラムです。とても面白いのでご一読を)

月餅と決めたものの、同じものは紹介できない...と困り果てた僕。そこで知り合いの香港の方に、何か変わった月餅はないですか?と相談したところ、「今、香港では若い人たちの間で『生月餅』が流行っている」という情報が!
僕自身、焼いた月餅しか知らなかったですし、食べたことしかありませんでした。生月餅のことを聞いてから自分なりに色々調べましたが、居ても立っても居られなくなり、食べてみたい、もっと知りたいと好奇心の赴くままに、現地の香港まで行って来ました!!

本当に若い世代の方は、昔ながらの焼いた月餅は食べないのか?生の月餅が流行っているのか?月餅の種類はどれだけあるのか?を実際に確認してきました。


現地でのことをお話する前に【月餅】【中秋節】について少し触れてみたいと思います。
『新しい中国点心』(著者:吉岡勝美先生、柴田書店、2015年)にはこのように書かれています。

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古くから観月の習慣はアジア各国にある。中国でいつ頃からはじまったのかは定かでないが、唐宋代には杜甫(とほ)、白居易(はくきょい)、蘇軾(そしょく)などが中秋の名月を詠んだ詩も多い。北宋代の都・汴京(べんけい:現在の開封[かいほう])では、中秋の夜に人々は酒楼に行き、観月の宴を催した。夜市は夜明けまで開き、町は人々でにぎわった。観月などの祭りに月餅を供え、食べる習慣はもともとあったものだが、明代以降は中秋節に限られるようになったという。

月餅の皮や餡は多様で、各地方で特徴ある月餅が作られて発展してきた。生地の主材料は小麦粉、もち粉などさまざまで、濃縮シロップを練り込んで生地、パイ生地、求肥のようなものがある。また餡には甘いものもあれば、塩味のものもあり、肉類を使ったもの、精進ものの餡なども見られる。

中秋節は「団圓節(トワン ユアン チエ)」ともいわれ、豊かな収穫を間近にひかえたこの日に家族が集い、月餅を食べ、月を愛でる。遠くの異郷の地にいる身内には月餅を贈り、思いを馳せ、幸せで円満な生活を願う。
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さて、ここからは香港での体験を紹介したいと思います。

香港では8月~10月末にかけての中秋節の期間、どこに行っても街中いたるところで月餅が販売されています。デパート、空港、スーパーにまで。普通の焼いた月餅はもちろんありましたが、それ以外の月餅もたくさんありました。

まずはスターバックスの月餅、箱にも隠しデザインがありました!
箱の底に電池が入っていて小分けの箱に入れて電気を暗くすると...なんとウサギや星などの模様が浮かびあがるではないですか。ライトアップされた模様がとても綺麗です。




次に、箱のデザインからも高級感が溢れるGODIVAのチョコレート月餅。

程良い甘さで香り高い月餅、値段もさながら大人の味ですね。




最後に今回の旅のメインの生月餅。
【大班冰皮月餅】(タイ パン ビン ペイ ユッ ペン)という生月餅の有名店に実際に行き、購入し食べました。
味は香港の方が好みそうな味がベースで、求肥のような生地に包まれていてとても美味しかったです。




実際に現地の若い世代の香港の方に話を聞きましたが、昔ながらの焼いた月餅は今はあまり好んで食べないそうです。理由としては、非常に甘いのと、高カロリーが気になるからだとか。確かに餡もとても甘いですし、ナッツ類って高カロリーですよね。それに比べて生月餅や、紹介したGODIVAのチョコレート月餅などはさほど高カロリーでもないし、程良い甘さで若い世代の方が好むような味、食感、見た目となっています。


日本に帰って来てから、試行錯誤を繰り返し、今回の"生月餅~4種の餡~"を完成させました。




普通の木の型ではできないので、プラスチックの専用の型で作りました。辻調の他の職員にも食べてもらいましたが、おいしいと好評で、完成度の高い一品となりました。作り方も至って簡単なんです。プラスチックの型さえご用意していただければ...。ご興味がありましたら是非、皆さんもチャレンジしてみてください。

このコラムの担当者

鮫島 貴洋

このコラムのレシピ

生月餅~4種の餡~

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