先週９月11日の「おちゃのこSai Sai」のお題の食材は"泉州水ナス塩"。大阪の南、泉州の水ナスは有名な野菜です。この地域でしか作ることのできない貴重なナスビです。今回の水ナス塩はこの野菜の色を活かした製品：http://www.lovevegesalt.com/

その風味というよりむしろ色彩をどのように料理に活かすかがテーマになりました。

担当は中国料理の船渡先生。助手を務めてくれた東上先生と収録前の準備に余念がありません。

水ナス塩が風味ではなく、色だということで、なかなか頭はひねったようです。

そして、料理は「キスの揚げもの香味炒め」。特徴は揚衣に白玉粉を用いたことでｌす。白玉粉を用いることで食感がカリッと仕上がります。

カリッとした衣の中にキスの身、このバランスが絶妙でした。

料理の撮影の際にこの塩をバランスよく全体に散らすのに苦労していました。

まだまだ「緊張します」と言う船渡先生。リハーサルでは余裕なんですがね。

本番が終わるとこの晴れ晴れ顔です。

ではオリジナルレシピを下に掲載します。

■キスの揚げもの香味炒め■

＜材料＞　（２人分）

キス（開き） ４匹

中国パセリ ２株

生姜（みじん切り） 小さじ１

にんにく（みじん切り） 小さじ１

唐辛子（輪切り） １ｇ

●衣

白玉粉 ５０ｇ

片栗粉 大さじ1/2

塩 １つまみ

ベーキングパウダー 小さじ2/3

水 ７０ｍｌ

油 　　　　　　　　　　　　　　　　　大さじ１

●仕上げ塩

泉州水なす塩 小さじ１

砂糖 　　　　　　　　　　　　　　　　　小さじ1/5

●キス下味付け

紹興酒（もしくは日本酒） 小さじ1/2

塩 少量

胡椒 少量

片栗粉 　　　　　　　　　　　　　　　　　小さじ１

＜下準備＞

１．仕上げ塩の泉州水なす塩と砂糖を混ぜ合わせる。

２．キスは骨があれば取り除き、3枚下ろしにする。

３． 中国パセリは葉と軸に分け、軸はみじん切りする。

＜作り方＞

１． キスをボウルに入れ、キス下味付けの紹興酒～胡椒を加えて混ぜる。片栗粉を加えて更に混ぜる。

２． キスで中国パセリの葉を巻き、爪楊枝で止める。

３． ボウルに衣の白玉粉～ベーキングパウダーを入れ、水を半量加えて混ぜる。ダマが無くなれば残りの水を２~３回に分けて加えて混ぜ　る。油を加えて更に混ぜ合わせる。

４． 鍋に油を１７５℃ほどに熱し、キスに衣をつけてカリッと揚げる。爪楊枝は取り除く。

５． 鍋に生姜とニンニク、唐辛子を加えて弱火で炒める。

６． 香りが出ればキスを戻し、中国パセリの軸を加えて炒め合わせる。

　　　器に盛り付け、砂糖と混ぜ合わせた泉州水なす塩をふりかける。