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連載コラム 菓子まし娘のお菓子講座
「作るのが好き、たべるのは大好き、そしておしゃべりも大好き」という三人娘が、楽しくおしゃべりしながら、お菓子作りの秘訣を伝授。さても女三人寄ればかしましい?いえいえ、「菓子まし娘」はどんどんお菓子が増えていくという意味もこめて「菓子・増し」なのです!基礎からはじめて、作り方をくわしく解説していますから、お菓子作りがはじめてという人でも安心してチャレンジしてください。
菓子まし娘のサバランよもやま話
イーストを使うお菓子

サバラン
作り方の方程式 パータ・サバラン+シロップ=サバラン
直子(以下N): 誰か!この生地、温かいところに置きたいんだけどー。

麻紀(以下M): はーい。オーブンの上に置いときますね。何の生地ですか?

N: サバランよ。

古村(以下K): 地方菓子シリーズの講習仕込み?一人で作ってたの!発酵生地は作るのが難しそうだし、サバランはお酒たっぷりなので、お酒がダメな私はチョッと引いてしまうな。でもこれぞフランス菓子って感じ。ロレーヌ地方の名物だね。先生行った?

知恵美(以下C): 行きましたよぉ〜。アルザス、ロレーヌ地方ってお菓子好きにはたまらないとこですね。サバランの元になっているババってお菓子は、『千夜一夜物語』のアリババから名前が来てるって本当ですかね!?ロレーヌ公のスタニスラス・レクチンスキーっていう長い名前の人が、お菓子が大好きで、このお菓子が生まれたって話ですよね。

N: そう、生地にレーズンが入っていて、ダリヨル型っていう型で焼いたバケツ形や円柱状でラム酒味なのがババ。サバランはその後かなりたってから考え出されたお菓子で、リング状のサバラン型を使うけど味その他はあまり決まりがないのよね。

C: パリではストーレーという老舗のお菓子屋さんが有名ですよね。注文するとラム酒ドビャーとかけてくれる。

N: そうなんだ!有名だから食べたいなーと思うんだけど、行くと他のケーキが気になってまだ食べた事がない。

 : 私はリヨンの三ツ星レストラン「ポール・ボキューズ」で食べましたよ!「君の好きなだけラム酒をけてあげるからストップを言ってね」って言ってくれるんですけど、ストップを言ってもサービスの人がかけたいだけかけるんですよ(笑)。 パリの アラン・デュカスのレストランでもババはありますよねぇ。ここでは何種類もあるラム酒の中から好きなラム酒を選べるんですよ!!

: へぇ〜みんなすごいね!!っていいながら私もスト−レーのは食べたけ ど・・・・辛かったな〜。
この発酵生地は、パンと同じようにイースト菌の働きで生地が膨らんで、その気泡の中にたくさんのシロップやお酒を染み込ませるんだね。


N: イーストは使うけど、パンほどこね具合や、温度を気にしなくても大丈夫!今回のサバランは、お酒嫌いの人でも食べられるように、シロップにグランマルニエ(オレンジのブランデー)以外にオレンジやレモンを加えて、さわやかに食べやすくしてみたのよ。

: 冷た〜く冷やして食べたら美味しそう!! ところで、何で発酵したパンのような生地をシロップにつけようと思ったんですかねぇ?

C: 次の日のパンって乾燥してパサパサするからじゃないの。口に残るし食べにくいから液体に浸したんだよきっと!!直先生違いますか!?私ねぇ、シロップのサバランも好きなんだけどアングレーズソースかけて冷えひえのサバランも大好きなんですよねぇ。

N: そーか、この生地は、小さい型でたくさん焼いておいて冷凍しておけば、必要なだけ好みの味で作ればいいのよね。いいアイディアかも!! ・・・・あっ、そろそろ時間!発酵具合もいいみたい、型に入れよ〜。(たくさんあるんだけどなー)

C: 手伝いますよ!!





このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ サバラン

菓子まし娘
人物 小林直子
人物 古村亨子
人物 瀬戸山知恵美
人物 鈴木麻紀
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