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連載コラム 菓子まし娘のお菓子講座
「作るのが好き、たべるのは大好き、そしておしゃべりも大好き」という三人娘が、楽しくおしゃべりしながら、お菓子作りの秘訣を伝授。さても女三人寄ればかしましい?いえいえ、「菓子まし娘」はどんどんお菓子が増えていくという意味もこめて「菓子・増し」なのです!基礎からはじめて、作り方をくわしく解説していますから、お菓子作りがはじめてという人でも安心してチャレンジしてください。
菓子まし娘の シュトロイゼル よもやま話
イーストを使った甘いお菓子

シュトロイゼル
シュトロイゼル=ブリオッシュ生地+クレーム・ムースリーヌ+シュトロイゼル

知恵美(以下C): 何だかうまく発酵しないんですよぉ。このブリオッシュ生地。大きくふくらまないし、固そうだし・・・・ショック!パンをこねる専用の機械と違うから、うまく練れていないのかなぁ???どうですか?

亨子(以下K): えっ〜ブリオッシュ作ってんの?楽しみ!ん・・・・どれ?ホント固そうね。この製菓用ミキサーで作るには量に無理があったのかも。チョッと少ないのかな。上手く混ざってなかったんじゃない?

麻紀(以下M): ほんとですねぇ・・・・量が少ないときはちょっと力仕事になっちゃうけど、頑張って愛情込めて!?手でこねたほうがいいのかなぁ?手でこねるってなんか緊張するぅ〜(>_<)生地の温度も上がっちゃいそうだし・・・・

C: そうだよねぇ、ブリオッシュ生地はバターがたくさん入るから生地の温度が上がりすぎるとよくないよね。そこも気をつけつつ・・・・もう一度、手で愛情込めて練ってみよう。テーブルにしっかりこすりつけるようにして材料を混ぜていったらいいんだよね!?
パン生地って不思議ですね!直先生はイーストの入ったお菓子はよく作られますか?


直子(以下N): サバランとかは好きだよ!サバランは配合されている水を一度に全部入れるとドロドロでこねられないから、水を少し入れてよくこねた後、さらに何回かに分けて水を加えたりするけど・・・・

K: 私もパン作りは好きだな・・・・ストレス解消の為に?イヤ!グルテンを作る為にテーブルにたたきつけながら作業してるけど。このブリオッシュ生地はどう?イーストを使うものは時間がかかるけど、生地が発酵してふくらんでいくのがおもしろいよね。生きてるって感じ!今回は学校でも使っている生イーストを使っているの?家庭で作るには、ドライイーストなら手に入りやすいし、保存もきくしいいよね。作ってみてイーストでそんなに差はないよね?

C: ドライイーストを使うのは問題ありません。ただ、分量は変わりますよ!!注意してくださいね。イーストのパッケージなんかに書いてありますからしっかり読んでもらって。
今日作るブリオッシュは、上にシュトロイゼルっていう甘い生地をのっけて焼きます。ああ、生地ができたら、上にのせるシュトロイゼルも作っておかないと。まあでも、簡単です。混ぜるだけだもんね。これをのせたお菓子大好き!サクサクと・・・・。

プラリネ・ルージュ入りのブリオッシュ
プラリネ・ルージュ入りのブリオッシュ
プラリネ・ルージュは、アーモンドを煎りながらシロップを絡め、赤く着色したもの。
プラリネ・ルージュは、アーモンドを煎りながらシロップを絡め、赤く着色したもの。

M: うんうん(^^)私も大好き!タルトの上にのせて焼いたり、ねっ!この食感がたまらないっ(>_<)いつものタルトが数段おいしくなること請け合いですよ!バニラ風味にしたり、レモン風味にしたり、抹茶味やきな粉味なんてのもおいしいかも!!今回はシナモン風味ですか?私、シナモン大好きっっっ! 中にはさむクリームは・・・・やっぱりムースリーヌですよねぇ〜、なめらかな口当たりなんだけど、 軽すぎずしっかりした味。あぁ〜早く食べたい!!
そういえばフランスにいた頃はブリオッシュ生地にお砂糖をふりかけて焼いてあるパンとか、リヨン名物プラリネ・ルージュを混ぜ込んで焼いてあるブリオッシュとかをよく買って食べてたなぁ・・・・


N: 私も!移動しながら気楽に食べれるし、朝食にも、おやつにもなるしネ!クレーム・ムースリーヌがはさまってるなんてこれは贅沢!ムースとかにもできるクリームだよね、冷やさなくても固まるの?

C: 固まるというかバターが入っているクリームなので常温でも問題なしです。かえって冷やしすぎると絞りにくいです。クレーム・ムースリーヌはフレジエブラバンターシュニッテンと以前に何度か出てきてるのですが、今回は直径7〜9mmくらいの細めの口金を使って、あまりたくさん絞り過ぎないように!!生地とクリームのバランスが大切です。
のどかなノルマンディー地方の風景
のどかなノルマンディー地方の風景
麻紀ちゃんも言ってたけど、ブリオッシュ使ったお菓子って結構ありますよね。ブリオッシュがノルマンディー生まれって言う説は聞いたことありますか?そこからフランス全土に広がって、その地方の特産品が加えられていろんなお菓子やパンになったって!!


K: そうらしいね!ちょうどこの前そんな内容を読んだところです。名前や形がいろいろあって、編み込んだものとかクグロフの形とか縦に細長いものとか・・・・たくさんのバターと卵を使うので食べ過ぎには、注意が必要だね!
バターや卵がたっぷりはいったパン生地のお菓子
バターや卵がたっぷりはいったパン生地のお菓子
ところで、今回表面にかけるシュトロイゼルって初めてだっけ?


N: 出てきてないような気がする。ドイツ菓子やパンによく使われるものだけど・・・・。

M: いえいえ、フロッケンザーネトルテの時に出てきてますよね?


C: 出てきてますよぉ。そのまま焼いてお菓子の仕上げに使ったり、タルトの上にのせて焼いたりと、活躍しますよ!!私はムースの下に敷いたりもするけど、アイディア次第で他にも使えそう。クリームは常温に戻してから食べてもおいしいし、私はちょっと冷えていても好きだなぁ・・・・今日はどうしよう。さぁ、クリームをはさんで、お茶にしましょう。ちょっと、冷やそうかな。



このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ シュトロイゼル

菓子まし娘
人物 瀬戸山 知恵美
人物 古村 亨子
人物 小林 直子
人物 鈴木 麻紀
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