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ローハス(Lifestyles of Health and Sustainability)という生活の豊かさの本質を求めて、自然との融和を試みる傾向が先進諸国内で高まりつつある中で、徐々に注目され始めた“マクロビオテック”。オーナーの小出さんの説明によると「“マクロビオテック”とは人間の自然治癒力を高める食餌療法」とのことで、具体的には農薬や食品添加物の摂取を避け、玄米を主食、国産(地元産)の季節の野菜をまるごと調理した料理を副菜とした食餌法です。
小出さんはもともと会社勤めをされていましたが、「自分の好きなことを生涯の仕事としたい」という思いから、30代前半で辻調理師専門学校へ入学し、食の世界へ転職されました。自分の店を持ちたいという夢に向かって仕事に打ち込む毎日でしたが、もともとアレルギー体質で身体が弱かったこともあり、過労で体調を崩し、不本意ながらに仕事を辞めたことの悔しさや調理の仕事を続けられるのかという不安に悩まされつつ治療に専念している時期に、偶然雑誌で“マクロビオテック”のことを知ります。食事を通じて健康を手に入れるという考えに関心を持ち、すぐにこの食餌療法を実践してみたところ、見事に体調が良くなったということです。それまでサプリメントなどで人工的に栄養摂取していたのを止め、食べ物から栄養を取ることで“身体が喜んでいる”のを実感した小出さんは、すぐさま“マクロビオテック”の魅力に取りつかれ、“マクロビオテック”をベースにした料理を提供するお店を開くことを決意します。
「マクロビオテックに関する知識はまだまだ勉強中」という小出さんは仕事の傍ら栄養の知識や素材の組み合わせなどを調べることに余念がありません。休みの日には、より良い食材を入手するために無農薬、有機栽培を行う生産農家を尋ね、お互いに情報を交換しつつ、厳しい自然農法に挑戦する姿勢に刺激を受けて自身への励みにしているとのことです。人一倍健康の大切さを身をもって知る小出さんだからこそ、食生活が乱れがちな人たちに「本来の野菜の美味しさを知ってもらい、栄養が詰まった野菜を食べることで身体が喜んでいることを実感してもらいたい」と願っています。
次のページでは、健康と安全を追求し、伝統的な栽培・飼育法をひたむきに守り続ける生産者の想いと、自然の力が育んだ豊かな風味が詰った『まくろびお』の“身体に優しい”料理を紹介します。
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