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カフェオレや抹茶フレーバーに、生クリームをプラスした大福、小さな桃を丸ごと閉じ込めた桃まんじゅう、寒天で固めたプリンは黒蜜をかけて。和菓子工房『あん庵』には定番の和菓子と共に、オリジナルの楽しいものがずらり。どのお菓子も新鮮な驚きがあるものばかりです。
「和菓子の最大の魅力は、その時々の季節が感じられることです。ケーキならば、自分のためにひとつだけ買うことがありますが、和菓子は進物用の需要が多くて、なかなか自分では買わないですよね。もっともっと身近に感じられる和菓子のお店を作りたかったのです」
こう語るのは、和菓子工房『あん庵』のオーナーである松田明さん。日本人にとって、フレンチやイタリアンは食べても、本格的な懐石料理は未体験であったり、ミュージカルを観ても、歌舞伎や文楽は観ない。ケーキとティータイムは日常的に楽しんでも、お茶を楽しむのは難しい。松田さんは、こうした和の世界が持つ敷居の高さを払拭したかったのだそうです。このため、店名はひらがなを使用して読みやすく覚えやすいものに。ロゴも可愛らしく親しみやすいものにしたそうです。
松田さんは、大学卒業後に食品会社へ就職。その後、辻製菓専門学校の夜間部へ通いました。辻製菓専門学校では、8割が洋菓子の授業でした。この時期に習った各国のお菓子の製法は、松田さんのお菓子作りにも少なからず影響を与えているといいます。02年3月に『あん庵』喜志店を開店。店内には、喫茶コーナーも併設しました。同年10月に、人気TV番組である”TVチャンピオン全国和菓子職人選手権 秋のわびさびスイーツ大会”へ初出場でなんと優勝。04年3月にも同じく”TVチャンピオン全国和菓子職人選手権 春の雅なスイーツ大会”へ出場して2度目の優勝を果たしました。その後、喜志店だけでは手狭になったため、06年7月に羽曳が丘店を開店。カフェのように明るくかわいいお店ができました。店内奥に飾られているのは、全て和菓子で作られた工芸菓子。いかつく仕上げた龍の下に並ぶキャラクターはなるべくファンシーでかわいらしいものに仕上げたそうです。毎日違う種類をひとつずつ買って帰る、そんな和菓子のある暮らしを楽しんでみてはいかでしょうか。
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