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『ベーグル』という店名どおり、ベーグルを中心に食事用のパンを充実させたパン屋さんが南阿佐ヶ谷にあります。姉の宮本麻紀さんはサンドイッチ等の調理や販売、お菓子の製造などを担当、妹の早苗さんがパン作成を担当という姉妹オーナーのお店です。
「何かを産み出したりすることが好きでした。二人でニューヨークへ旅行に出かけたときに、様々なベーカリーやデリカテッセン、レストランなどの食べ歩きを楽しみました。ニューヨークの良さは、フランス料理やお菓子のように、こうでなければならない、という固定観念がなく、自由に楽しむ食のスタイルがありました。その中で、特に感動したのがパンのおいしさでした。特にベーグルに開眼したのです。帰国してから、毎日のように配合を変えてベーグルの試作を行ったのです」
もっちりとしたベーグル独特の噛み締めた時の満足感を出すため、配合や生地の練り具合、ベンチタイムの取り方などありとあらゆる方法で試作して出来上がったのが、現在のベーグルだということです。ベーグルの種類は、プレーンの他にセサミ、くるみ、オレンジ、シナモンレーズンの5種類を作成。ニューヨークのベーグルは、プレーン生地にトッピングしたものが多いというが、同店のベーグルは生地に具材を混ぜ込むのが特徴だそうで、小麦のおいしさとフルーツやナッツの香りをバランスよく仕上げました。
同店の営業時間は、午前7時〜午後3時まで。以前は、朝9時から午後7時までの営業時間でしたが、小さな工房で作成しているため、夕方には売り切れてしまうことが多かったことと、夕方パンを買いに来るお客様は、次の日の朝に食べるパンを購入する人が多いことに宮本さんは気づきました。このため、朝早く開店することで、出来立て、焼きたてのパンを楽しんでもらえるようにしたと言います。
「都心のパン屋さんではなく、あくまでも日常的なパン屋さんでありたかったのです。都心の有名パン屋さんですと、この際まとめ買いしておく、みたいなこともあると思いますが、住宅街のパン屋さんは、常連客が少しずつ毎日パンを買ってくれるのがうれしいですね」と、宮本さんは笑顔を見せました。いずれは、ベーカリー併設のカフェを開きたい、姉妹二人の夢はふくらみます。
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