
「フランスで高名なあのシェフと提携してレストランを経営したいのだが」「話題となるイタリア料理店を展開するために誰か有名な料理長を紹介してほしい」というような依頼も、私たちに多く寄せられています。ここでは、大丸が展開しているイタリア料理の「リストランテ・パラクッキ」をご紹介しましょう。
このケースでは、まずアンジェロ・パラクッキ氏と契約を結びたい、という話がありました。辻調グループ校では10数年前からお付き合いがあり、客員教授としても迎えているパラクッキ氏です。こころよく受けて打診したところ「あなたたちが推薦してくれるのならやりましょう」という返事。こうしてプロジェクトがスタートしました。
しかし、いきなりレストランを展開するにはリスクも大きいものです。パラクッキの名前の浸透とマーケティングをかねて、デリカテッセンのコーナーを大丸の食品売り場に開設。ここでは輸入したパラクッキ・ブランドのパスタ、ワイン、オリーブオイルなどを販売しました。さらにデリカテッセンのメニューを開発し、食品メーカーで商品化。プロセスでも私たちがサポートしています。
|
|
さて、いよいよ当初からの目標であったレストラン開店です。その際に私たちが行ったのは、優秀な人材の紹介でした。料理長をはじめ、調理スタッフ、ホール担当と、辻調グループの卒業生たちで人事を構成。レストランの経営でいちばん重要なのは、実は人間関係なのです。料理人の気質や縦のつながりなど、料理の世界は独特なものがあります。一般
の企業では知り得ないそうした事情を提供し、スムースな運営をサポートできるのは学校教育で培ったノウハウがあればこそ。また、8万人を超える辻調グループ校の卒業生も、大きな力となるのです。このプロジェクトの成功は、そうした点が大きなカギになりました。 |