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【ベンチタイム】アルザス銘菓・クグロフを作る!
2010年09月28日

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<【ベンチタイム】ってどんなコラム?>

●●●●● クグロフ の よもやま話 ●●●●●

松田(以下M):今回は、フランスとドイツの国境にあるアルザス地方の銘菓「クグロフ」をつくります!独特の形は日本人にもなじみがあると思います。そんなクグロフを自宅でつくって、クリスマスやお祝い事の食卓を演出してみませんか。

福知(以下F):このパンはフランスで研修していた時も作ってました!アルザスの銘菓ですが、アルザス以外の地域でもつくられてます。甘くてしっとりしていてとてもおいしいですよね。

野口(以下N):あのクグロフ独特な型はお土産としても売ってますよね♪とっても可愛くって欲しくなってしまいます。

:じつは、アルザス地方には、クグロフ型誕生のきっかけを語るおとぎ話のような伝説が存在します。ご紹介しますね!
『昔々、キリスト降誕を確認するため、星を頼りに旅する東方の三博士が、アルザス地方の小さな村にやってきました。宿を求めて貧しい陶工の工房の門を叩きます。中から出て来たのは主人のクーゲル。立派な身なりの賢者たちを一晩泊める事となります。飲み物を出し、妻にありあわせの物で食事を用意させましたが、困った事に寝室が一つしかありません。そこで、窯の余熱で暖かい工房の床にマットレスを敷き三人を休ませます。クーゲル夫婦が寝静まった頃、三人の訪問者は、二人の親切に報いるための方法を額を寄せて相談します。その内、旅の途中で見たオーネック山の姿を思い出し、その姿を模したお菓子を焼く“型”をプレゼントする事に決まります。アトリエにあった粘土を捏ねて型を作り、窯に入れ焼きました。型が焼き上がり、それに酵母入りのパン生地を流し込んで焼いてみたところ、こんがりと美味しそうに焼きあがったのです。その上に砂糖をまぶすと雪化粧をしたオーネック山の美しい姿が甦ったのです・・・・。』
このようにして、クグロフとその型が初めて作られたと言う話があるんですよ~!その後、アルザス中で大評判となり、陶工の夫婦は、それまでの貧しい暮らしから抜け出すことができたそうです・・・・。

:へーっ!クグロフにこんなお話があるんですね。初めて聞きました!

:クーゲルさん。。。クグロフの名前と似ていますよね~。

:そうそう!その陶工のクーゲルさんにちなんでクグロフになったともいわれるんですが……ちょっと気になって調べてみました。
クグロフはフランス語ではkouglofとかkougelhofと書きます。これはドイツ語のグーゲルフップフGugelhupfから来ているという説もあるんですね。さらにドイツ語では「ホップの球」という意味で、クグロフが昔はビール酵母で発酵させていたことからだという説や、グーゲルという僧侶の帽子に形が似ていたからだという説や……いろいろな説があるみたいなんだよね。

:そうだね!クグロフには色々な由来話があって、調べて行くと矛盾点も出てきます。まっ、それほど魅力的なお菓子と言う事なんでしょうね・・・。そんなクグロフが生まれたアルザスでは、毎年6月にクグロフを祝う「クグロフ祭り」が行われます。クグロフ型を作ったとされる“東方の三博士”を祝う行事なんですが、その中で“クグロフ・コンクール”と言う小さな大会があります。観光客もアルザスワインとクグロフを食べながら投票する事ができます・・・。優勝したクグロフを見ると、日本で売っている物と違い、かなり個性的な形をしていますよ。

:お祭りまであるんですか!行ってみたいですね。コンクールに出品されたたくさんのクグロフを試食してみたいなー!!そういえば、クグロフって日持ちするんですか??

:そうだね~。クグロフって1人で食べるにはちょっと大きいもんね。だから、好きなんだけど、買うときに考えちゃうんですよ・・・。食べきれないと硬くなっちゃいそうだし・・・。

:日本人は、柔らかく“フワフワ・もちもち”のパンが好きなので、時間がたってパサパサに固くなると食べない事が多いですよね!ところがアルザスでは逆で、少し時間がたって固くなった方がおいしいとされます。そのため朝食べて残った分は、午後にアルザスワインと一緒に楽しむそうですよ。

:なんだか素敵な午後の過ごし方ですね、次から食べきれなくても楽しみが増えました♪

:ワインとクグロフ・・・それはおいしそうですね!今度挑戦してみよ~っと・・・。あっ!! そろそろ成形の時間じゃないですか?
成形のときの注意点はありますか?

:今回使うクグロフ型はブリキなので、陶器の型より深くなっています。そこで注意する事は、生地を型に入れる際、指先を使って奥までしっかり押し込んでください!型が深くなっている分、生地と型の間に空気が残ると綺麗な形に焼き上がりません。特に型に塗るバターの量に注意して下さい。多すぎるとその危険性が増します。

:バターの量に注意するんですね。おいしいクグロフを食べる為に頑張ります!

:じゃあ私は肘を洗っておこ~っと。早く食べたいですね。
(なぜ肘を洗うかは・・・レシピを見ていただくとわかります)

:では福知先生は成形をお願いします。野口先生は、霧吹きの準備をして下さい。私はクグロフ型にバターを塗って準備して置きます。

:。。。松田先生??鼻の頭にバターついてますよ!

:へっ・・・・。福知先生の“おでこ”にも粉がついてますよ!

:なぜ“おでこ”に・・・・。うわぁ 冷た~い!!

:福知先生ごめんなさ~い! 霧吹きを試し吹きしたら暴発しちゃいました(汗)

:ぎゃハハハハ・・・・・。


<コラム担当者>
ゼンメル松田   松田 哲治
クリームパン福知   福知 ゆかり
野口みのり

<このコラムのレシピ> クグロフ

<バックナンバー>
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