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【百人一首と和菓子】月風
2015年09月02日

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<【百人一首と和菓子】ってどんなコラム?>



お菓子について
月の美しさ、寂しさ、孤独感などを抽象的に表現しました。

豆辞典
23 大江千里(おおえのちさと)
 生まれた年も亡くなった年もはっきりしませんが、平安時代前期から中期ごろ(9世紀後半~10世紀初頭)を生きた人です。在原行平(ありわらのゆきひら)と業平(なりひら=17番の歌の作者)兄弟の甥にあたります。歌人として実力はあり、教養も高かったのですが、官位は高くはありませんでした。
 漢詩の表現や思想を和歌に取り込んで表現するという試みをし、後の時代に大きな影響を与えました。今で言えば、海外の歌を日本語に翻訳して歌うようなものでしょうか。

 さて、歌の方ですが、
月を見ていると、いろいろと物悲しく感じられる。私ひとりのために来た秋ではないのだろうけれど。
というくらいの意味です。

 中国の白楽天(はくらくてん)の詩の中に、夫に先立たれた女が、再婚せずに屋敷の中で10年も暮らしているという内容のものがあり、これを和歌に作り変えたものです。
 白楽天の漢詩を読めば、和歌の中の「私」は女性のように解釈できますが、和歌の中には性別が分かるような言葉は出てこないので、「私」を男性と解釈することも可能でしょう。
 空気が澄んで、月の美しい秋の夜。虫の音が物悲しさを引き立てますが、あなたは月を見て、何を感じますか。

このコラムの担当者

和菓子班のホームページ委員長
定岡宏和

辻調の御言持(みことも)ち
重松麻希

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