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連載コラム ベンチタイム
このコラムは「家庭でできる美味しいパン作り」をテーマに、簡単に手に入る道具や材料を使ったパン作りを紹介します。パン作りの面白さに引かれた三人の会話の中で、作り方のポイントや秘訣を伝授。タイトルの「ベンチタイム」はパン作りに大切な生地を休める時間のこと。気楽に作れるパンをイメージしてつけました。
バターを折り込むパンに挑戦!
バターを折り込むパンに挑戦!
ボーヴォロのよもやま話
松田(以下M): 今回、紹介するパンはボーヴォロです。イタリアのヴェネト州あたりの方言で「かたつむり」を意味します。バターを折り込んだ生地をロールケーキのように巻いてカットし、切り口を上にして焼き上げる。その形が「かたつむり」のように渦巻き状になることから名づけられたパンです。

福知(以下F): このボーヴォロというパンは 私のまわりのパン屋さんでは見たことがないですね・・・・。

M : ボーヴォロは、ヴェネツィアにある老舗リストランテ、ハリーズ・バーで食事用として出されているパンなので日本のパン屋さんでは見かけないですね。料理との相性は言うまでもなく、そのまま食べてもおいしくいただけるパンですよ。

F : 私は、甘くなく、少し塩味を感じるこのパンが大好きなんですが、なかなか売っていないのがちょっとさみしいです。

古村(以下K) : イタリアには前に旅行したことがあるよ!!ローマ、フィレンツェ、ミラノ、もちろんヴェネツィアも。でも、このパンには気が付かなかったな〜。「かたつむり」って言う意味なんですね。すごく綺麗な“うず”になっていますが、これは難しくないですか?

F : なにか、作るときにコツがいるのでは?

M : そうだね〜、まず注意することは生地をこね過ぎないこと。「粉気が無くなり、生地がまとまった時点でこね上がり」。次に、包むバターの状態に注意。「冷たく固いバターを麺棒で叩き、冷たく柔らかい状態で正方形の板状に調える」。そして、バターを生地でしっかり包み、作業台に貼り付かないように手早く伸ばして三つ折りする。「途中でバターが出てしまうと作業性が悪くなり、手粉を多く使うことになる」。最後に、折り終わったら、冷蔵庫でしっかり休ませるのがポイント。「休ませることでグルテンがゆるみ、つぎに伸ばすときに伸ばしやすくなる」。

K : まるでパイ生地のような作り方。だからこんなに綺麗な“うず”模様なんですね。 外見と反して素朴な味なので、ジャムなど付けて食べてもおいしくいただけそうですね。

F : サクサクだけど、パンのふわふわ感もある。私のまわりでもこっそり人気のあるパンです。そろそろ準備にとりかかりましょう?!

M : では、お二人には計量をお願いして。私は冷蔵庫を片付けて、生地を入れる場所を確保しようかな・・・・あ!この間の飲みかけワイン発見・・・・あ〜!チーズも見つけた・・・・。

KF : 先生!!

M : ごめん。“ボーヴォロの計量が先だね”待ち時間がけっこうあるので、時間を有効に使えば色々準備できそうだね。焼きあがるまでに約6時間は掛かるから、気合入れて、でも気楽につくりましょう。

KF : よろしくお願いしまぁーす!

ベンチタイム



このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ ボーヴォロ

ゼンメル松田
人物 松田 哲治
クリームパン福知
人物 福知 ゆかり
菓子まし娘
人物 古村 亨子
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