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連載コラム 怖くない、怖くないインターナショナルクッキング
和・洋・中と並び、世界には美味しい料理が数多くありますよね。「食べたことはあるけど作り方を知らない」とか、「作ったこともあるけど何か物足りない」ってことないですか?ちょっとしたスパイスを加えることで、料理の味付けはガラリと変わります。スパイシーな料理からちょっと珍しいデザートまで紹介しましょう。
ケンタッキーは、バーボンの故郷!
  私の好きなお酒の一つにバーボン・ウイスキー(Bourbon Whiskey)があります。アメリカ合衆国ケンタッキー州を中心に生産されているウイスキーの1つで、略して
「バーボン」とも呼ばれています。

壁一面のバーボン

壁一面のバーボン

  1789年、エライジャ・クレイグ牧師によってケンタッキーのジョージタウンで初めて造られたもので、原料はトウモロコシが51%以上80%以下と決められ、それにライ麦と大麦の麦芽を混合して発酵させたあと、連続蒸留法によって蒸留します。貯蔵はホワイト・オークの新材の内側を焦がした樽に限られ、2年以上の熟成が条件。この方法によって、バーボン独特のあの焦げた強烈な風味、色やコクが出来上がるのです。尚「バーボン」という名前は、アメリカ独立戦争の際にアメリカ側に味方した、フランスの「ブルボン朝」に由来し、後に第3代合衆国大統領となるトーマス・
ジェファーソンがケンタッキー州の郡の1つを「バーボン郡」と名づけ、それがそのまま同地方で生産されるウイスキーの名前となり、定着したものです。奇しくも、この年はジョージ・ワシントンが初代大統領に就任した年でもあります。

  さて、その飲み方については様々で、濃厚な香りや味を楽しむのであればストレートが良く、オン・ザ・ロックにして氷が溶ける際の音の響きや味の変化を楽しむのも素敵な時間の過ごし方ではないでしょうか・・・。またバーボンの本場、ケンタッキーでは次のような飲み方があります。

  1875年以来の伝統を誇る世界的なホースレース、ケンタッキー・ダービー(Kentucky Derby)のオフィシャルカクテルとして、ミント・ジュレップ(Mint Julep)があります。このレースは例年5月最初の土曜日に行われ、暑さしのぎのカクテルとして愛され続けています。当初ワインベースだったものがバーボンベースとして広まり、バーボンに少量の砂糖、ミントの葉、クラッシュした氷を合わせ、清涼感を増すために、グラスにミスティーカーテンと呼ばれる霜が付くまでステアしたものです。そして競走の前に、このミント・ジュレップを飲みながら、マイ・オールド・ケンタッキー・ホームを観客全員で歌うのが習慣となっているそうです。

  今回はこのミント・ジュレップというカクテルの味に似たバーボン・ミント・アイスク
リ ームを作ります。バニラ・アイスクリームを作る時のように、材料全体を木ベラで混ぜながら加熱し、卵への熱の入れ方がポイントになります。火にかける前に、材料を漉して冷やす準備を先に済ませて置いてください。また使用する器具はしっかりと殺菌し、清潔な物を準備してください。大人のデザートとして、食事の最後に楽しんで頂けることでしょう。

バーボン・ミント・アイスクリーム


このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ バーボン・ミント・アイスクリーム

スパイスの魔術師
人物 三木 敏彦
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