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『辻静雄ライブラリー』復刊記念トークイベント(第2回)

イベント
プレスリリース

2013.09.02

辻調グループの創設者であり、フランス料理研究家の辻静雄 生誕80周年である今年、復刊ドットコムと 代官山 蔦屋書店の料理書復刊プロジェクトとして『辻静雄ライブラリー』(全7巻)を2013年7月より順次発売 しています。

辻静雄ライブラリーの2巻目は、『うまいもの事典―これが世界最高の味だ』(1,995円・税込)。最高級の 「うまいもの」を紹介し、その食べごろ・食べ方・料理の由来などを面白く、奥深く紹介する"食のバイブル"。 パリはもちろん、フランスの地方の星付きレストラン、さらにイタリア、ドイツを旅した著者おすすめの美味、美酒の数々を楽しくも贅沢に紹介します。

また『辻静雄ライブラリー』の復刊を記念し、2013年8月より毎月1回、辻静雄にまつわる著名人の方々を ゲストに招いたトークイベント、辻調塾 in 代官山 蔦屋書店「今だから、辻静雄の話をしよう!」を開催して います。第2回は、フランス料理店「ル・マンジュ・トゥー」のオーナーシェフ谷昇さんと、料理通信編集長・君島 佐和子さんに辻静雄の世界を語っていただきます。 日本に本物のフランス料理を紹介し、世界に日本料理を紹介した辻静雄という人物がいたからこそ、 日本人の「食」は豊かに、喜びに満ちたものになりました。没後20年を経た今だからこそ、改めて辻静雄を知り、その考えに触れることの出来るトークイベントを、是非お楽しみください。

■料理本の名著を復刊するプロジェクトとは...
代官山 蔦屋書店 料理フロアと復刊ドットコム(絶版品切れ本のリクエストサイト)による料理本の名著の復刊を 目指す共同プロジェクト。代官山 蔦屋書店 料理フロアで復刊リクエストの投票とともに、復刊ドットコムに よせられた復刊リクエスト投票結果の中で復刊希望の多いものから、料理本の名著の復刊に取り組んでいく。 本プロジェクトの記念すべき第一号として、『辻静雄ライブラリー』(全7巻)が選ばれた。


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名 称: 『辻静雄ライブラリー』復刊記念トークイベント
____第2回 辻調塾 in 代官山 蔦屋書店 「今だから、辻静雄の話をしよう!」

日 時: 2013年9月15日(日)19:00~20:30 (受付開始 18:45~)
場 所: 代官山 蔦屋書店 1号館1F 総合カウンター前(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町17-5)
出席者: 「ル・マンジュ・トゥー」オーナーシェフ・谷昇氏、『料理通信』編集長・君島佐和子氏
主 催: 代官山 蔦屋書店 料理フロア
定 員: 先着60名
条 件: 参加費1,500円 または 『うまいもの事典』を 代官山 蔦屋書店にて、ご予約・ご購入いただいたお客様。
※お1人様1枚限り、『フランス料理の手帖』の予約・購入でも可(辻静雄ライブラリー1巻)
方 法: 1) 代官山 蔦屋書店 店頭 3号館1階レジ
___2) オンラインストア http://tsite.jp/daikanyama/event/002278.html ※9/12(木)〆切
___3) 電話受付 03-3770-2525(代官山 蔦屋書店3号館1階 料理フロア)
一般問合せ: 03-3770-2525(代官山 蔦屋書店 料理フロア)
後 援: 辻調グループ、復刊ドットコム
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■第2 回 辻調塾 in 代官山 蔦屋書店 スピーカー
谷 昇(たに・のぼる) tani.jpg 「ル・マンジュ・トゥー」オーナーシェフ
1952 年東京生まれ。六本木の「イル・ド・フランス」からフレンチの世界に入る。1976 年に渡仏し、2 年間パリで修業。1989 年に2 度目の渡仏。アルザス「クロコディル」(3 つ星)や「シリンガー」(2 つ星)などで修業。帰国後、六本木の「オー・シザーブル」などでシェフを務める。1994 年、「ル・マンジュ・トゥー」のオーナーになり、1996 年より同店のオーナーシェフになる。伝統も新しい調理科学などの世界観も、いったんすべてを自己の料理に取り込み、熟成させ自己のスタイルとして供する。常に進化し続け、食べ手の五感に訴えかけるフランス料理の作り手。2012 年、第3 回辻静雄食文化賞専門技術者賞を受賞。

君島 佐和子(きみじま・さわこ)kimijima.jpg『料理通信』編集長
1962 年栃木県生まれ。早稲田大学第一文学部演劇専攻卒。株式会社パルコ、フリーライターを経て、1995 年『料理王国』編集部へ。2002 年より編集長を務める。2006 年6 月、国内外の食の最前線の情報を独自の視点で提示するクリエイティブフードマガジン『料理通信』を創刊。「Eating with creativity-創造的に作り、創造的に食べよう-」をキャッチフレーズに、料理人、パティシエ、醸造家、生産者といった食の担い手を「クリエイター」、彼らの活動を「クリエイション」と位置付け、彼らの仕事の底流にある考え方に注目しながら、食の世界の魅力を発信している。辻静雄食文化賞中間選考委員、パン・ド・ロデブ普及委員会や日本シャルキュトリ協会の理事を務める。


■辻静雄ライブラリー 第2 巻 『うまいもの事典―これが世界最高の味だ』
book2.jpg書 名: 『うまいもの事典―これが世界最高の味だ』 (辻静雄 著)
定 価: 1,995 円(1,900 円+税)ページ数: 315 ページ
発売日: 2013 年8 月23 日復刊 (1976 年初版)
<内容紹介>最高級の「うまいもの」を紹介し、その食べごろ・食べ方・料理の由来などを面白く、奥深く紹介する"食のバイブル"。パリはもちろん、フランスの地方の星付きレストラン、さらにイタリア、ドイツを旅した著者おすすめの美味、美酒の数々を楽しくも贅沢に紹介します。

第1 巻 『フランス料理の手帖』(7/20 売)
第2 巻 『うまいもの事典』(8/20 売)
第3 巻 『エスコフィエ』(9/20 売) ※トークイベント、10/20<スピーカー:シェフ 脇坂、編集者 淀野>
第4 巻 『舌の世界史』(10/20 売) ※トークイベント、11/7<スピーカー:作家 大岡玲>
第5 巻 『フランス料理を築いた人びと』(11/20 売) ※トークイベント、12 月上旬
第6 巻 『料理人の休日』(12/20 売) ※トークイベント、2014 年1 月上旬
第7 巻 『料理に「究極」なし』(2014/1/2 売) ※トークイベント、2014 年2 月上旬


■辻 静雄(つじ しずお)プロフィール
1933 年、東京生まれ。1993 年逝去(享年60 歳)。辻調グループの創設者であり、フランス料理研究者。1957 年早稲田大学を卒業後に「大阪読売新聞」記者を経て、フランス料理研究家に転身。1960 年大阪阿倍野に辻調理師学校を設立し、校長となる。ヨーロッパに幾度も足を運び、料理への理解と文献に基づく研究を深めるとともに、多くの料理人と親交を結ぶ。1972 年フランス政府より「M.O.F.」の名誉賞を外国人として初めて授与される。1980 年にはフランス、ローヌ県にフランス校を開校、徹底的に現地で本場のフランス料理を学ばせる課程を設けた。辻調グループは開校以来、今日までに13 万人以上の卒業生を送り出している。辻静雄はフランス料理に関わる文献の世界有数の収集家としても知られ、文献研究の成果を大著『フランス料理研究』をはじめとする数々の出版物の形で世に送り出した。また、エッセイや翻訳、対談などを通して、料理技術にとどまらずヨーロッパの豊かな食文化を日本に伝えた。