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「第5回辻静雄食文化賞」受賞作・受賞者発表!
2014年04月25日

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辻調グループでは、食文化の発展を目指し、食分野の教育と研究に生涯を捧げた辻調グループ創設者・辻静雄(1933~1993)の志を受け継ぎ、2010年に「辻静雄食文化賞」を創設いたしました。

本賞は、我が国の食文化の幅広い領域に注目し、よりよい「食」を目指してその目覚しい活動を通じ、新しい世界を築き上げた作品、もしくは個人・団体の活動を対象に選考し、これを顕彰するものです。また、2012年からは新たに専門技術者賞を設け、作り手として食文化の発展を支える調理、製菓の技術者を顕彰しております。

第5回を迎える2014年の選考結果は下記の通りとなります。


*本賞*
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syoku&kenchiku.jpg『食と建築土木』
後藤治(著・監修)、二村悟(著)、小野吉彦(写真)/LIXIL出版
<受賞理由>
農山漁村における食べものを作るための仮設の構造物を、建築土木の見地から丹念に調査し、風景とともに写真におさめ、記録した労作。自然と食の密接な関係、積み重ねられた創意工夫についての新鮮な発見があり、改めて現代の「食」を考えさせる。

<作品・著者紹介>
農山漁村の風景の一部となってきた、食べものの生産・加工のために用いられる建造物に着目。柿を干す柿屋や大根櫓など自然の力を利用した「しかけ」を通じて地域の暮らしの知恵や風土が見えてくる。著者は後藤治・工学院大学建築学部教授、二村悟・同学部客員研究員。小野吉彦氏による写真は、風や潮の香り、陽射しのぬくもりを感じさせる。


aruseinikuten.jpg『ある精肉店のはなし』
纐纈あや(監督)、本橋成一(プロデューサー)
やしほ映画社、ポレポレタイムス社(製作・配給)

<受賞理由>
牛の飼育、屠畜も行う精肉店を営む一家の真摯な仕事ぶりに、誠実に向き合った極めて上質なドキュメンタリー作品。地域の社会史の記録としても、また食の分野の工業化が進む中で、職人技を記録にとどめるという意味でも、大きな価値がある。

<作品・著者紹介>
2012年に102年の歴史に幕をおろした大阪貝塚市の小規模な屠場を最後まで利用していた北出精肉店の記録。一家の仕事は、牛を飼うところから始まり、屠り、食肉として販売することで完結する。日々の暮らしと仕事を通じて、生命を食べることの本質を静かに問う作品。纐纈(はなぶさ)あや監督の『祝(ほうり)の島』に続く2作目。


*専門技術者賞*
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anami.jpg穴見 秀生 氏  「本湖月」(大阪・道頓堀)
<受賞理由>
高度な技術に裏打ちされた妥協のない仕事により、類稀な洗練された料理を作り上げ、年を重ね、季節を重ねるたびに更新し続けている。いろどりも、味も、盛り付けも、すべての無駄をそぎ落とし、緻密に構築されたその料理は、ミニマリズムに通じる美をたたえている。


ishihara.jpg石原 仁司 氏  「未在」(京都・円山)
<受賞理由>
吉兆の湯木貞一の華のある料理と粋を継承、保持しながらも、京都にあって自らの表現の世界を築き上げている。カウンターを舞台に、料亭料理が本質的に持つ総合芸術としての技術、味覚、美意識を実現させたもてなしは、あでやかなダイナミズムを感じさせる。


※お二人は共に、傑出した技術力を持つ第一人者。何事もゆるがせにせず、日々職人技を実践しておいしい料理を提供し続けるその姿勢は、これからも私たちが守っていかなければならないものである。という理由から初のダブル受賞となりました。


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第5回辻静雄食文化賞 選考委員会(敬称略)
委員長:石毛直道(国立民族学博物館名誉教授)
委員:
鹿島茂(明治大学教授)
阿川佐和子(作家)
福田和也(慶應義塾大学教授)
西山嘉樹(文藝春秋)
辻芳樹(辻調グループ代表 辻調理師専門学校理事長・校長)
八木尚子(辻調グループ 辻静雄料理教育研究所所長)

専門技術者賞・選考委員
門上武司(「あまから手帖」編集顧問)
犬養裕美子(レストランジャーナリスト)
君島佐和子(「料理通信」編集長)
柴田泉(フードジャーナリスト)
山内秀文(辻調グループ 辻静雄料理教育研究所研究顧問)




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