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【ビバ!ベバレッジ】 シャンパーニュ~グラスに潜む宇宙
2009年11月25日

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<【ビバ!!ビバレッジ】ってどんなコラム??>

この間、懐かしい映画ですけど「プリティ・ウーマン」を観る機会があって、その中でジュリア・ロバーツがシャンパーニュを飲みながら苺を食べるシーンがカッコイイッて思えたんですよね。あぁ、シャンパーニュとはフランス語でシャンパンのことです。このシャンパーニュというお酒はよくよく映画に登場してそのワンシーンを飾っていますよね。「カサブランカ」の中ではハンフリー・ボガードがイングリッド・バーグマンに向かってシャンパン・カクテルをかたむけて「Here’s looking at you, kid(君の瞳に乾杯)」 という名ゼリフにグッときます。こんなセリフが決まる男になりたいと思うのは私だけでしょうか。
 フランスのエペルネにあるモエ・エ・シャンドン社を訪ねた時もお祝いの時やパーティなど特別なシーンのお酒だと言っていました。そうそう、フランスではなにかお祝い事があると、例えば誕生日なら、誕生日を迎える人が自分でシャンパーニュを用意して周りの人たちに振舞う習慣があるんですが、日本でこれを言ってもなかなか受け入れてもらえないんです。もちろん自称フランス人の私は今年もシャンパーニュを用意しましたけど。

このようなお祝いの席で、場を盛り上げる方法の一つにシャンパンサーベル(サブラージュ)があります。サーベルを使ってボトルの口を開ける方法で、派手なパフォーマンスが場の盛り上げに一役買ってくれます。ただし、ご注意。室内でヘタに行うと、高速でボトルの口が飛んでいくので、人に当たれば大怪我をしますし、窓や電球に直撃すれば粉砕間違いなし。ですので、場所をわきまえてしましょうね。成功すれば拍手喝采、失敗すれば流血騒ぎ(笑)。
サブラージュは、サーベルでボトルの口にひびを入れることで、内側からの圧力に耐え切れず、ボトルの口がコルクごと飛んでいきます。ボトルの口が切れるので、中に破片が入らないか心配に思われても大丈夫。口が開いた瞬間にシャンパーニュが噴き出し、その勢いで破片を飛ばすので、瓶の中に入ることはありません。

それでは、華麗なサブラージュをごらんいただきましょう。
なかなか機会がなくて、サーベルが棚の飾りになりつつある中、今回このコラムのために久しぶりにサブラージュができました。上手くいくか心配でしたが・・・。


これがシャンパーニュを開けるためのサーベルです。


ボトルに走っている線をサーベルの背を使ってよく狙って・・・。


一撃で成功!! このように一瞬でコルクが飛んでいきます。


別角度から。中からガスが飛び出しているのが見えますか?


このようにコルクとボトルの口を一緒に飛ばします。


さぁ、乾杯を。A VOTRE SANTE!!

このシャンパーニュにはなぜ泡が入っているのか、皆さんご存知ですか?シャンパーニュが作られるのは、フランスはパリの北東に位置するシャンパーニュ地方。冷涼な気候の地域であるため、昔、ここで作られたワインはその寒さゆえ冬に一度発酵が止まり、春先に再び発酵が起こる過程でワインの中にガスがたまってしまい、人気を落としていました。ここで登場するのがドン・ピエール・ペリニョンです。この名前聞いたことはありませんか?高級シャンパーニュの代名詞、ドンペリの元になった人です。彼ははじめ泡をなくすことを命じられていましたが、逆にこの泡立ちを活かすという逆の方向で成功を収めたのです。この「シャンパーニュの父」の銅像がモエ・エ・シャンドン社の前に飾られています。


フランス・エペルネのモエ・エ・シャンドン社前にあるドン・ペリニョン像



カーブの中で眠るシャンパーニュたち。こうして静かに泡をその体内に蓄えていきます。


こうして、成長したシャンパーニュたちがブティックに並びます。

シャンパーニュは主に白いワインです(ロゼもありますが)が、原料の葡萄には黒葡萄も使われています。シャンパーニュに使われるのは主に「シャルドネ」「ピノ・ノワール」「ピノ・ムニエ」の3種類で、シャルドネは白葡萄、ピノ・ノワールとピノ・ムニエは黒葡萄です。これらが単独で使用されたり、ブレンドをされたりしてそれぞれのボトルの個性が決まっていきます。個人的にはコクの強い「ブラン・ド・ノワール」( 黒葡萄100%)が好みなんですが、朝シャンするときには・・・。あっ、朝のシャンプーじゃなくて、朝からシャンパーニュを開けて楽しむことですよ(笑)。シャルドネ100%で作られた「ブラン・ド・ブラン」がいいですね。朝の日差しの中でフルートグラスの中で立ち上る泡を眺めるのが自分への休日のご褒美です。

 シャンパーニュの中には宇宙が潜んでいるという名言がありますが、この泡を星に見立てているのでしょう。宇宙を飲む。幻想的で優雅な気分になってきませんか。シャンパーニュにまつわる逸話は数え切れないほど存在します。ここにひとつひとつ書いていたら・・・!映画の中から、グラスに関して、ましてや生産者のメゾンは大小およそ5000はありますからそれぞれの逸話を見つけて、グラスをかたむけながらうんちくをかたむけるのもいいのではないでしょうか。

<コラムの担当者>
酒好きビリヤードプレーヤー
三浦 和也

<このコラムのレシピ>
シャンパン・カクテル
ブラック・ベルベット

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