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【ビバ!!ベバレッジ】コーヒープレスの世界
2014年07月02日

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<【ビバ!!ベバレッジ】ってどんなコラム?>

 

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今から30年くらい前、喫茶店で紅茶を注文した時に、お湯と茶葉が入って砂時計と共にでてきたガラスのポットのような器具。

今、思い返してみるとそれが“コーヒープレス”でした。

それから15年後、大阪に誕生したあるラグジュアリーなホテルに、この器具を使用した大変に高価なコーヒーがあると聞いて出かけました。

注文すると、サーヴィスの方が以前の紅茶と同じセットで席まで持って来ました。

さすがにホテルのサーヴィスだけあって、砂時計の砂が落ちた頃にタイミング良くプレスしてくれました。

そしていよいよ、期待して香りを嗅いで味わってみました。

ところが、コーヒーの色がとても薄く、香りも味もかなり弱く感じました。

この時はこんな感じのコーヒーなのかな?と思いました。

 

その後、色々なコーヒーを味わったり、焙煎したりする中で、 “コーヒープレス”の使用方法には何か法則があるんではないか?という疑問が生まれました。

それで今回、抽出温度や豆の挽き方を変えて、コーヒープレスで淹れたコーヒーの味や香りについて検証をしてみたのです。

 

検証は次のように行いました。

【手順1】同じように焙煎したコーヒー豆をホールの状態で12g計量し、3通り(細かめ、普通、粗め)の粒の大きさに挽く。

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【手順2】お湯を3つの温度帯(70℃、80℃、90℃)で準備する。

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【手順3】“コーヒープレス”に挽いたコーヒーを入れる。

DSCN4442-w230.jpg

 

【手順4】お湯を150ml注いで、スプーンで軽く混ぜる。

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【手順5】“コーヒープレス”のフィルターを上げた状態で3分間計測する。

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【手順6】3分後、フィルターを下げてカップに注ぐ。

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条件を変えて抽出したそれぞれのコーヒーに、特徴的に出てきた味や香りを表にまとめてみました。

抽出温度/豆の挽き方

細かめ

普通

粗め

70℃

濃厚だが、味の特性に欠ける

甘味

香りが弱く、味が薄い

80℃

苦味・甘味

甘味・味のバランスが良い

旨味

90℃

渋味

甘味・渋味

香りが強い・渋味

 

この結果、なるべく抽出したくない渋味は抽出温度が高い場合に出やすく、味のバランスは豆の挽き方(粒度)にも左右されることが分かりました。

 

DSCN4453-w230.jpg

 

今回使用した“コーヒープレス”は飲み終ったカップの底に少しコーヒーの粉が残ります。

それをあまり気にしなければ、家庭でも手軽にコーヒーが楽しめる便利な器具と言えるでしょう。

購入したコーヒー豆も、抽出するお湯の温度や豆の挽き方(細かさ)を変えることで、色々な味で楽しむ事が出来ます。

皆さんも試してみては如何でしょうか。

このコラムの担当者

マエストロ 寺尾雅典

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