まず、ボジョレーワインの造り方を説明しますと、ガメという品種のブドウからボジョレーワインはつくられます。このブドウを摘み取った後、茎に実が付いた状態のままタンクに入れます。下に積まれたブドウは上に積まれたブドウの重みで、自然に押しつぶされ、ブドウの皮を透してブドウジュースが滴り出てきます。これは茎から実をはずしてしまうと、茎と実の接合部分の穴(ベbéeと呼んでいました)から実が弾け出てしまい、皮を透してジュースをとることができなくなるためです。
このブドウジュースをボジョレー地区では、ジュ・ドゥ・ティルjus de tireやジュ・ドゥ・グットゥjus de goutteと呼ばれたりしています。
ブドウについている自然の酵母によって発酵が始まり、同時に炭酸ガスが発生します。最近ではマセラシオン・セミ・カルボニックという方法もあり、これはタンク内にブドウを積んでいく際に、人工的なガスも入れるため、タンク内は炭酸ガスで充満され、酸化を防ぐ役割を果たします。
鍋にジェーヌを敷きつめ、その上に輪切りにしたソーセージをのせ、さらにその上にジェーヌをかぶせ、全体が浸る高さにまで赤ワインを注ぎ、香り付けにブランデーを加えて火にかける「ソーシッソン・オ・ジェーヌsaucisson au gène」。リヨン地方、特にこのボジョレー地区の地方料理で、最後のジェーヌさえもムダにしないアイデア料理ですよね。